会長 石原 啓資

新年明けましておめでとうございます。

ただいま、ご紹介いただきました会長の石原でございます。

晴天に恵まれた晴れやかなお正月で、すがすがしい新年を気持ちも新たに会員の皆様と共に迎えることができ嬉しい限りです。

また、本日は年始のご多忙の中、双日株式会社様から藤本社長様はじめ、多数の役職員の皆様方にご出席賜り、心より御礼申し上げます。有難うございます。

本年2019年は平成から新たな元号になる節目の年であります。昨年から幾度も「平成最後の何々」と耳にし、些か食傷気味ですが、会員の皆様におかれましては、この30年間いろんな想い出をお持ちではとご推察いたします。

余り過去を回顧したくない性格ですが、平成元年末に日経平均株価が4万円近くまで高騰しその後下落を続け、昨年末は何とか2万円ぎりぎりで終わりました。米中の覇権争いの影響で経済の曲り角に差し掛かったのではと感じられます。一方、技術革新により携帯電話(スマホ含め)の普及率が平成元年に0.2%だったものが、昨年135%と一人当たり数台を携帯する状況になっています。この30年間は何だったのでしょうか?

過ぎ去った過去は変えることはできません、本年から始まる新元号の新たな時代をどう生きてゆくかが重要ではないでしょうか?

世界に目を向ければ、米中の睨み合いは簡単に解決する問題ではなく長期間続くのではと思い、欧州でのイギリスのEU脱退問題も落としどころが全く推測できない状況です。

国内では、亥年は選挙の年と言われ統一地方選挙、参議院選挙が行われます。野党の纏まりが期待できぬ現状が続けば何ら変わらないのではと思います。世界的には大きく変化が進んでおり新たな時代感を創造しています。然し、日本はその変化に自主的に参加できているか、若干疑問を感じています。経済面では大型M&Aを実施して世界競争の中に積極的に参加する企業が出てきていることは喜ばしいことと感じています。自らの将来的立ち位置を明確にして前進することが不可欠ではと思っています。

双日株式会社も将来の立ち位置を明確にして着実に前進されていることは社長様はじめ役職員皆様のご努力の賜物と敬意を表する次第です。2019年3月期見通しでは当期利益を上方修正し700億円を発表されています。

藤本社長様の「私の課長時代」の日経新聞記事を拝見し、苦しい時代を忘れず経営に携わられているお考えを感じ取れ、苦しい時代を共にした私としては双日が生まれ変わり、健全で着実な歩みをされていることをうれしく思っています。陰ながら応援させていただいています。

このニチメン東京社友会に触れますと、昨年の新年会でお話させていただいた副会長・世話人代表に大山様にご就任いただきましたが、任期一年とのお約束でしたのでこの新年会後の世話人会で新たな副会長、世話人代表を選任することにいたします。13年前に設立に携わっていただいた方々から次世代のメンバーが主体の世話人会になることも皆様にご報告させていただくと共に、引き続きこの社友会にご協力賜りたくお願い申し上げます。

社友会HPも逐次改訂させていただいております。「ふれあい広場」も項目別に投稿していただけるよう知恵を絞りました。ご活用ください。新年会と総会・懇親会年二回の会合で一堂に会してアナログ的に互いの近況をお話していただく一方、デジタル的にHPにて会員間で逐次現況を交換していただき会員間の更なる交流が活発になれば、世話人会といたしましてもやりがいを益々感じる次第です。

最後になりましたが、会員皆様がご健康で本年お過ごしされること、双日株式会社様が益々ご発展されることを祈念して私のご挨拶とさせていただきます。

ご清聴ありがとうございました。