月例句会日: | 毎月第4・水曜日18:00~ |
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会場: | うすけぼー昭和通り店(元NM日本橋分室の昭和通り筋向い) |
投句: | 3句(兼題1句+自由題2句)/人 |
会費: | ¥3,500 /人 (飲食費+事務費の合計です。) |
連絡先: | 宇治田 薫 |
「俳句の会」いろは句会
佐藤 英二
長寿の「いろは句会」句集を今回もお届けします。当句会は本年9月に第394回を終了し、発足以来30年を超える歴史のある会です。
新型コロナウイルス感染状況も第7波は徐々に落ち着いて来ましたが、年末に向けてまだまだ予断を許さず、メール交信による句会も2年半を超える長期に及んでいます。
雑談を交わしながらの対面句会に一日も早く戻れる日を祈りながら、今回も各会員の自薦句(本年4月〜9月)3句をお届けします。(氏名は50音順)
持ち上げて色を確かむ苺かな 睡蓮の茎に羽化待つ水蠆の影 秋めきてワイングラスを交はす音 |
宇治田薫風 |
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うららかや道祖神にも一礼し 新墨のひと文字の香や聖五月 深夜便切れ切れに聞く熱帯夜 |
久保田悦子 |
うたかたの恋にも似たり散る桜 三年ぶり笑顔溢るる祇園の会 猛暑にもめげず路傍の名無し草 |
佐藤 英二 |
花冷えの空に隙間のなかりけり 夏草や一湾の波おだやかに どくだみの静かすぎたる花盛 |
下川 泰子 |
峰雲や昭和はすでにふたむかし 谷の音たたみこまれし宿浴衣 卓上の氷菓溶けゆく長電話 |
福島 有恒 |
おはよーと子らの挨拶夏来る 梅雨上がるあずさ5号は安曇野へ 彼の地にて止まぬ砲火や秋暑し |
藤野 徳子 |
万緑や思ひ知りたるわが非力 ちちははも姉も蛍になりました 星月夜駅に迎へに来てと妻 |
堀部 暁 |
海鳴りの宿の一夜や朝凪げり 帰宅児の髪に纏わる炎気かな 風に聞く秋を彩る山便り |
山田 珠真子 |
以上
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