双日株式会社 代表取締役社長 藤本昌義 様

新年明けましておめでとうございます。
本日はたくさんの皆さまにお集まり頂き有難うございます。

ニチメン社友会におかれましては、石原会長を始め 事務局の方を含めた皆さまに、社友会の運営など多大なご支援を頂いております。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。また、副会長としてニチメン東京社友会を支えられてきた 長谷川様、倉又様におかれては長い間お勤めご苦労様でした。新たに副会長にご就任された大山様には今後お世話になりますがよろしくお願いいたします。

年初来、色々な方々のご意見を聞きますに、2018年の展望といたしましては、昨年来からの世界同時好景気が継続するというのが大方の見方です。一方では、北朝鮮情勢や中東情勢など政治的リスクは依然として高く、これに備えることは忘れてはなりません。そういう環境の中で、今年度予算として掲げた当期純利益500億円達成のために現在全力で邁進しているところです。また、中期経営計画の定量目標である、ROA 2%以上、ROE 8%以上という目標も、この500億円が達成できれば、クリヤーできることとなります。

次期中期経営計画、これは5月に発表する予定ですが、現在鋭意策定中です。現中期経営計画2017との連続性を重んじ右肩上がりの成長を目指したく思っています。そのために経営企画が中心となり、営業本部と成長戦略についての議論をしてきております。継続的な右肩上がりの成長を示す事で、市場からの信頼も勝ち得て、株価にも好影響が出るのではないかと思っています。

今年は戌年で戊戌(つちのえいぬ)の年ですが、この戊戌という年には、一旦燃え尽きた中から生命力豊かに芽吹いた草木がぐっと成長する、という意味があるそうです。この戊戌にならって、今年は次期中期経営計画に向けて飛躍の年にしたいと思っています。

石原会長よりもお話がありました働き方改革ですが、当社においても推進中です。月の残業時間80時間以内、月に一度は有給休暇を取るという目標を掲げて実践中です。残業時間については人事総務部のモニタリングも功を奏し、浸透してきています。一方で、有給休暇の取得はまだ部署間でばらつきがあり、道半ばというところです。長年、商社マンは残業することが仕事をしているという証、という昔からの固定観念があり、残業しないことが効率がよくて仕事が出来る証である、こういう意識改革を、大変ですが行っていく必要があり、特に部課長にはその点を徹底して実践するようお願いしています。

最後になりましたが、本日ご参集の皆様のご健勝を祈念し、私の挨拶とさせて頂きます。
以上

(2018年1月18日 11:30~13:30 本社21階)